2024年の「心に残ったベストイレブン」を選出しよう

2024年12月26日木曜日

2024J1 ベストイレブン

t f B! P L


 

以前ご紹介させていただいた、観戦レビューや考察をガンガンまとめていただいている

Windtosh’s Cantina

というサイト。このサイトさんには毎度頭が上がらない、紹介記事をまだ読んでない方はこちらも読んでね(別サイトに飛びますが私のサイトです。)

EURO2024を使ってサッカーを勉強してみよう(アーカイブ化計画の紹介)

で、このwindtoshさんが毎年末に開催されているのが「心に残ったベストイレブン」という企画。これが結構面白い。



私も参加させていただいたことがあるのだが、2023年まさかの投票忘れという大失態。
せっかくなので今年2024年は記事にしてみよう!ということでここに書いてみようと思う。

ちなみに他の方の投票も見れるのだが、全員ユースやU-15から選んでたり国もバラバラだったりと、本当に心に残っていればなんでもありなので是非是非観てみて欲しい。


メンバー選考の前提

  • 全員Jリーグです
    • 今年はそれしか語れるほど見れていない
  • あくまでも「心に残った」です
    • 優秀で心に残ることもあれば、違う理由で心に残ることもある
  • 客観性は捨てました

いざ選出


GK


ただ一人を選ばなければいけないGKは、マテウス(東京ヴェルディ)。
とにかく足下が異様に上手い。その上でシュートストップもかなり理不尽に止めてくる。今のヴェルディが自信を持って保持できるのは間違いなくここの支えがあるよなあという印象。フィードも球種が豊富かつ精度が高いのでいろんなスジでパスを通せる。

次点で大迫敬介(サンフレッチェ広島)、ランゲラック(名古屋グランパス)。

DF


バックラインは3枚で選ぶか4枚で選ぶか迷ったんですがオーソドックスに4枚で。

RSB 関根大輝(柏レイソル)
CB 千田海人(東京ヴェルディ)
CB 中野就斗(サンフレッチェ広島) 
LSB 畑大雅(湘南ベルマーレ)

かなり悩んだがこの4枚で。
RSBは飛躍の一年となった関根。年がら年中状況が厳しかった柏の中でもバックラインがずっと耐えていたが、その中でもレベルの高さを見せる試合が多かった印象。高さもスピードも兼ね備えたSBというのは貴重だなあと思うなど。

CB一人目は千田。これは完全に好み(見た目含む)。男臭さを醸し出しながら体を張って戦えるというのがもうモロタイプです。一試合見て完全に惚れ込んだというか、応援したくなる選手だなあと思わされました。

二人目はサイドではなく、あえてCBとして中野を挙げたいなと。WBとしての能力の高さはもちろん分かった上で、3CBの中央からバンバンロングフィードを飛ばす姿はめっちゃ面白かった。WBでも全く問題なく攻撃参加しゴールまで奪えるスキルの高さに加えて遠くまで見れていることが偉い。

LSBはここ数年注目している畑。身体能力の高さと野性味がロマンあって凄く好き。まだまだキャリアを重ね始めた中で、どう変化していくか見守りたい選手。ボール持った時のワクワクはすんごい。

次点でバックラインだと立田(柏)、酒井高徳(神戸)、佐々木翔(広島)あたりが思い付く。あと永戸は来年ここに挙げたいから頑張れ超頑張れ。


MF


ここも4枚構成で行きます。

RSH 山下諒也(ガンバ大阪)
CH グスタフソン(浦和レッズ)
CH 前 寛之(アビスパ福岡)
LSH マテウスサヴィオ(柏レイソル)

山下は横浜FC時代にスタジアムで見て「なんだこの選手は」と衝撃を受けた選手。馬力とスピード、そして勤勉さを兼ね備えてて好き。本当に速いし、良い意味でエゴがそこまでなく選択肢を誤ることも少ない。

グスタフソンと前はどちらもポジショニングと予測で戦える素敵な選手。サッカーが上達したいならこの選手達を見てくれ、と言うときに名前を挙げたいタイプ。グスタフソンは浦和がチームとして保持前進を整備し切れていないときにも一人でなんやかんや前進させちゃう能力の高さが目立ったし、前は攻守両面で文字通り走り回ってた。あと前に関してはプロフェッショナルファウルでカウンターとか止めるときの躊躇し無さと、怪我させないような止め方がなぜか印象に凄く残っています。

左はサヴィオ。スピードでぶっちぎるのとは違う、手玉に取るようなドリブルがもう段違い。何回股抜くねんという。攻撃が無秩序な柏において頼みの綱となり続けた。

次点で挙げていくならば、松本(広島)、森田(東京ヴェルディ)、知念(鹿島アントラーズ)、森島(名古屋)あたりかなあ。元々中盤を選手の頃やってたからか、ここが一番悩みました。


FW


オセフン(町田ゼルビア)
エリソン(川崎フロンターレ)

どうしても神戸の2トップの名前を出したくなるけど、個人的にはこの二人で。一気に筋肉感が増しました。
オセフンは良くも悪くも町田の攻め手を一挙に背負ったというか、対策のしようが無い「空中戦」という武器を見せ付けた一年になったかなと。オセフンに競り負けなければ勝てるチャンスが出るし、競り勝てなければぶん殴られるというDF陣にとっては辛い相手だったと思う。

エリソンはもうちょっとロマン枠というか、爆発力という点で見たときにJ1でトップだったのではないかなという気持ち。無からチャンスを作る理不尽力には常に理不尽を突きつけるタイプと時々とんでもないチャンスの作り方をするタイプに分かれると思っていて、エリソンは後者代表として見てて面白かった。

次点で長倉(アルビレックス新潟)、ディエゴオリヴェイラ(FC東京)。と並べて思ったけど、長倉だけタイプが違う!というかここに挙げるのかMFで挙げるのか迷ったからジャンル自体が違うというのはあるんだけれども。


心に残った、で選ぶのは難しくて面白い


単純な優劣ではなく「心に残った」で選べるのがこの企画の面白さだと思う。読む分には。
その人の好み、ひいては思考回路とか哲学まで透けて見える。だから読んでて面白い。

一方で選ぶ側としては本当に難しかった。基準を自分の中で作るからこそ、絞ることが本当に難しい。なんなら次点の選手すらも頑張って絞っているぐらい。なのでこのあと更に追記枠で色んな選手について書こうと思います。


その他一言書きたい選手


  • 森田晃樹(東京ヴェルディ)
    • 上手い。ただ技術的に上手いだけでなく、よく相手を観てサッカーをしているなあという印象が強い。脳内を覗くつもりで1試合丸々眺めるのが楽しいタイプの選手。
  • 知念慶(鹿島アントラーズ)
    • コンバート大ヒットで楽しそうな一年に。本当にコンバートですか?と感じる迷いの無さと優先順位の間違え無さ、あとコンタクトが強い。というよりコンタクトスキルが上手い気がする。
  • 原大智(京都サンガ)
    • 和製ベントナー、と言いたくなるトリックスター的な立ち位置、ワクワクする。ただチームとしてどう組み込むかは大変なのかもなあと思ったりも。特に運動量で色んなことをなんとかしていた京都というのもあるかもしれない。その一方でカオスでこそ輝く説もあるので今後もみたいななんて。
  • 野上結貴(名古屋グランパス)
    • CBやりたい!と広島から名古屋に行ったのかな?と思っていたら名古屋でもWBで地位を確立しててちょっと笑った。その上でちゃんとプレーの幅を少しずつ広げながら適応する姿は健気。あとWBが出来るというのはよほどテクニカルな場合を除いてフィジカルのベースがやっぱり高いんだなあと。
  • 山田新(川崎フロンターレ)
    • 今年は凄みというか、怖さを増した一年に見えた。ゴールゲッターとしてどう機能するか、という点で一気に磨きがかかった印象。FWの飛躍っていろんな理由があると思ってるけど総合力で殴れるように感じました。あんまり川崎の試合見れなかったから違ったらごめんなさい。

来年もやりたい


面白かったので来年もやろうと思います。もっといろんなカテゴリや国から選べるように、観戦する試合数をそもそも増やさねばという決意です。

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